アールワン日誌 Blog

「企業風土」を作っているのは、誰なのでしょうか?

「企業風土」を作っているのは、誰なのでしょうか?

こんにちは。社会保険労務士事務所オフィスアールワンの鈴木(すずき)です。最近、岩手県の龍泉洞という鍾乳洞を訪れて、その美しさに感動しました!機会があれば、もう一度足を運びたいです。

最近のことですが、政府が来年2016年より企業に対して「従業員の年5日の有給休暇の取得」を義務づける方針を打ち出す、という記事を読みました。ちなみに昨年11月に発表された「平成26年就労条件総合調査結果」では、平成25年の一年間に労働者が取得した有給休暇取得日数は「1人平均9.0日」、取得率は「48.8%」でした。

私が感じたのは、「意外と取得率が高いな」ということです。皆さんはこの数字を見て、どのように感じられますか?

 

有給休暇の取得率があがらないのはなぜ?

きっと私の感想は、私が以前いた職場では有給休暇を取得している人が全くと言っていいほどいなかった環境だったためでしょう。

そもそも、なぜ有給休暇の取得率が上がらないのでしょうか?それを私の以前の職場で考えてみると、仕事の繁忙うんぬんではなく「有休を取るなんて、とんでもないことだ」という職場風土ができあがっていたことが大きな原因であったように思います。「有休を取得します」と言い出しにくい環境になっていたのです。

こういったことは、有給休暇だけではなく他のシーンにも共通することです。会社側が従業員の利用できる福利厚生制度を作ったとしても、社内の風土や慣習がそれらの利用を妨げてしまうのです。

そして従業員に福利厚生を利用しづらくさせてしまう要因は、他にもいくつか考えられます。

 ・そもそも会社にどんな福利厚生制度があるのか知らない。

・福利厚生について誰に相談すればいいのか分からない。

・周りで利用している人がほとんどいない。

・迷惑をかけてしまうのではないか。

・長期で休業等を取得した場合にしっかり復職できるのか。

・今後のキャリアに影響が出るのではと不安。

などではないでしょうか。

 

充実していて、そして利用できない福利厚生

ビジネスマン

実際に、私自身も前の職場で腰を痛めてしまった時に

「現在の部署を異動したくない。今後のキャリアに関わるかもしれない・・・」

という想いから、周りに黙って働き続けていました。その結果、余計な負担を自分にかけていたような気がします。

会社に利用できる福利厚生制度や体制が無かったのでは決してありません。それどころか、実はものすごく充実した福利厚生制度が整っていました。

しかし、それらを利用する人はほとんどいませんでした。それは、福利厚生制度を利用しても良いという企業風土がなかったためです。当時の私にも、福利厚生を利用しようという気は少しもありませんでした。むしろ、使ったら何かマイナス査定になるのではないかとさえ本気で考えていました。実際はそんな事、ある訳ないのですが・・・。

しかし、今わかっていることは、そんな企業風土を生み出していたのは、まぎれもなく「私自身」であったということです。

 

「企業風土」をつくるためには

その頃は「会社が何かをしてくれれば空気が変わるのに」とは思っても、自分自身が当事者であるなどという考えは全くありませんでした。

暗黙の了解とされていることにただ同調するばかりではなく、一緒に働く人たちが何を考えててどうしたいのか、話をする機会をもっと持つべきであったと今では思います。

どんなに企業が福利厚生の制度を充実させても、それらを利用しやすい環境、企業風土がなければ、それらが積極的に利用されることはないでしょう。会社と従業員、また従業員同士が本音のコミュニケーションが取れる企業風土を整えることが重要だと感じています。

 

 社会保険労務士事務所オフィスアールワン 鈴木 悠也(すずきゆうや)のイメージ

執筆者

社会保険労務士事務所オフィスアールワン 鈴木 悠也(すずきゆうや)
前職を退職したきっかけが自身の腰痛であり、そこで「労災」の分野に興味を持ちこの業界に飛び込みました。 現在は日々ご依頼いただくお客様の社会保険・労働保険の手続申請に、迅速かつ正確に対処していくことがミッション。入社2年目、毎日が勉強です。 旅行が好きで、時間がある時は、次はどこに行こうかと計画を練っています。

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