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社会保険料に特に注意を!給与計算時にミスが発生しやすい3つのポイント。

社会保険料に特に注意を!給与計算時にミスが発生しやすい3つのポイント。 - 社会保険労務士事務所オフィスアールワン | 東京都千代田区

こんにちは。社会保険労務士事務所オフィスアールワンの西嶋(にしじま)です。最近、クロスバイクを購入しまして、サイクリングを楽しんでいます!

さて、どこの会社でも必ず月に1回行われるのが給与計算ですが、給与計算に「流れ作業」のようなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?

しかし、実際には社会保険や労働法、所得税、住民税等、幅広い知識が必要とされるのが給与計算。そのうえ、(もちろん)ミスも許されない重要な業務です。

当事務所でもお客さま企業の給与計算代行業務を毎月実施しておりますが、その経験上、もっともミスが発生しやすいのは「社会保険料」の部分だと感じています。そこで今回は、給与計算のなかでも特に社会保険料まわりで注意すべきポイントについてお伝えいたします。

 

【ポイント1】特定の年齢到達時に注意!

*注意すべきタイミング

従業員が「40歳」「64歳」「65歳」「70歳」「75歳」の5つの年齢に到達する前後。

年齢によって、社会保険料と雇用保険料の金額に変動が発生します。くわしくは下の表をご覧ください。

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【ポイント2】昇給・降給や各種手当の発生時に注意!

*注意すべきタイミング

昇給・降給や各種手当の発生により、固定的賃金額に変動があり、「変動月以後3ヶ月の平均支給額」が「従前の標準報酬月額」と2等級以上の差が出た場合

(例)

【昇給前】報酬月額215,000円 健保18等級・厚年14等級

>>【昇給後】報酬月額250,000円(3ヶ月平均) 健保20等級・厚年16等級

「月額変更」により、保険料の変更が発生します。(年金事務所、健康保険組合へ標準報酬月額の等級変更の手続きが必要です)

 

【ポイント3】3月・4月・9月に注意!

*注意すべきタイミング

3月・4月・9月の前後

毎年、3月には「健康保険料率」、4月には「雇用保険料率」、9月には「厚生年金保険料率」の改定が行われます。改定後の保険料率を確認したうえで、その料率での控除額に変更する必要があります。

 

ミスを防ぐために当事務所が実施していること

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特に注意すべきポイントをお伝えしましたが、給与計算でミスが起きる原因の1つは、「毎月の作業」が習慣化してしまい、ついつい「特定のタイミング」を見逃してしまうことです。

そこでご参考までに、実際に当事務所でお客さま企業の給与計算をする際に、常に実施しているミス防止の「対策」をお伝えします。

1.給与計算に入る前にチェックリストを必ず作成する

「従業員の入社・退社情報」「社会保険料の改定対象者」「産前産後休業・育児休業者の有無」「年齢による社会保険料免除者」「その他の従業員情報の変更(扶養人数、昇給等)」 などを確実にピックアップできるよう、必ず事前にチェックリストを作成して、それに沿って進めていきます。

2.市販の給与ソフトを使いこなす

現在多く使用されている給与ソフトには、時間外手当の自動計算や一定年齢に達した際の社会保険料控除の開始・終了の自動判断等、計算処理を効率化させる機能が数多く備わっています。これらの機能を使いこなすことで、ミスの数は大きく減らすことができるはずです。

3.手計算での最終チェック

とはいえ、そもそも登録された情報に間違いがあった場合、ソフトではフォローできません。登録情報の入力間違いを100%防止することはできないので、ソフトの結果に頼りきりにならず、手計算によるチェックも必要です。

 

以上となります。

時間がかかる地道な作業もありますし、もちろん他にも様々な方法があると思いますが、ミスを限りなく減らすためには今のところ当事務所にとってベストな方法だと考えています。

給与計算のミスにより従業員の方から信頼を失ってしまう、というケースは少なくありません。「毎月のこと」だからと安易に考えずに、自社の給与計算の業務フローに「穴がないか?」を改めてチェックしてみてはいかがでしょうか。

西嶋 一樹(にしじまかずき)のイメージ

執筆者

社会保険労務士事務所オフィスアールワン 西嶋 一樹(にしじまかずき)
サッカーと水泳が好きな32歳です。 担当しているクライアントのほとんどが100人未満の中小規模の会社様ですので、大企業とは異なるスタイルでの人事労務のリスクマネジメントに腐心しています。最近はマイナンバー対応に注力しており、得意分野といえるようになってきました。 いつの日かサッカーの本場イングランドでサッカー観戦がしたいと思っています。

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