その問題を一緒に解決します
2021/10/10

こんにちは。東京都の社会保険労務士法人アールワンの羽澤(はざわ)です。小学校から高校まで、同じ部活で競い合ったライバルが、なんと!近所に引っ越してきました。「俺さ、現場を1人で任せてもらえるようになったんだよね。後輩もできたんだー」頼もしくなる幼馴染に、「絶対に負けてたまるか…」そんな気持ちがふつふつとわいてきました。
自社が法律違反をしていたことに気づいた時、まず何をしたらいいのかわからないと、ご相談を頂くことがあります。そんなご相談に、ただ法律的に正しいことをお伝えするだけでは足りない事が分かった経験です。
会社の現実
「役員から、会社の有休の日数って足りてないんじゃないですかと言われたんです。うちのやり方はだめなんですか?」
と質問を頂いたことがあります。その時の私は、遠くから眺めたまま、確かに法律違反であること、罰則を受けるリスクがあることをお伝えし、何かをした気持ちになっていました。その社長の不満足な気持ちに、全く気がついていませんでした。
その後、社長から「これでいいと思ってやってきて、問題が起きたこともない。それでも本当に変更する必要があるんですか?」との言葉がありました。そこには、まるで人ごとで対応した私に対する不信感がありました。法律違反なことはわかっている。少ない人数の会社では、法定通りの有休の付与をしていたら、会社が立ち行かなくなってしまう。正しい事をやりたくてもできない、そんな現実からくる言葉でした。
価値のある存在
アールワンは、お客様の現実に〇や×をつける立場ではありません。正しいことをやりたくてもできない、そこを社長と同じ目線で一緒に解決していかなければ、価値のある存在にはなれないのだと気がつきました。
有休の付与日数は、減らすことはできません。社長が懸念されていたことは、急に有休を取られたら、営業に支障がでることです。その為に、従業員の方からいつまでに有休の申請をしてもらうかを決め、申請用紙を作成しました。また、年間スケジュールから有給休暇消化の計画を立てて、法定通り有休を付与しても問題がないようにと社長と一緒に考え、従業員の皆様へご説明しました。
ある会社の社長が、人事労務の担当を引き継ぐ際に「大丈夫!いざという時はアールワンさんが一緒にいてくれるから」と後任の方に話していたことがあります。私たちの存在価値は、信頼いただける存在であり続けることです。

社会保険労務士法人アールワン 羽澤 洸也(はざわこうや)
入社3年の25歳です。正確かつ迅速に仕事を進めることに、いまは全力を注いでいます。お客様と直接お目にかかる機会が増えており、そのたびに仕事への思いの強さに圧倒される日々です。お客様に必要としていただける社労士を目指して精進します。引退してから約7年たった水泳を趣味として再開しました。もう一度あの頃の様に泳げるよう頑張ります。
140社の人事労務をサポートする、東京都千代田区の社会保険労務士法人アールワンが提供。人事労務ご担当者の方の実務に役立つ情報をお届けします。
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