アールワン日誌 Blog

有給休暇。確かに権利ですけど。

2021/01/20

有給休暇。確かに権利ですけど。 - 社会保険労務士法人アールワン | 東京都千代田区

こんにちは。東京都の社会保険労務士法人アールワンの高澤(たかさわ)です。今年も元旦は、ぬけるような青色一面の空。ここまで何十年と続くと、元旦なのに曇っている!雨が降っている!となったら、これはよからぬ予兆ではと思ってしまいそうです。

お客様からいただくご相談、どんな内容が多いかと考えてみました。

キーワード3本の指、に入るのが「有給休暇」。お客様の心のため息が(実際のため息も)聞こえることが多い項目でもあります。ご連絡をいただくにあたって、お客様は法的にはどうなのか、についてよくご存じです。「法律はそうかもしれないけど、常識的にどうなの!」というお気持ちを共有されたくて、ご連絡をいただくのだと感じます。

 

企業の経営者・担当者さま

「もっと詳しく知りたい」「今この件で困っている」そのようなときには、こちらよりご連絡ください。

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これでも有給を取らせなくてはいけない?

有給が付与されて日数が増えたとたんに、退職届を持ってきた。明日から退職日まで全部有給をとりますと言う。えっ、辞めることは止めないけど、今やっている仕事の引継ぎはどうするの?

いや、それは残った人ができますから。それは困ると言っても、何知らん顔。

引継ぎだけは絶対だ!と言っても、こんな辞め方でいいわけないだろう!と言っても、有給は労働者の権利ですからと全く聞く耳なし。

 

頻繁にあることではないものの、このようなことに備えて、社労士は就業規則や退職金規程に会社を護る規定を入れます。ごく一例として、引継ぎをしないで退職した人には、退職金の支払いを留保する、等々。この定めを入れていたことで、ため息で終わらずに済んだ、ということもあります。安堵する気持ちの一方で、(自分で作っておきながら)就業規則を持ち出さずに済んだなら・・とも感じます。

 

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弊社のスタッフが新入社員研修の講師をやると、最後に必ずお伝えしていることがあり、こんな具合です。

講師 「皆さん、法律は大事ですがそれ以上に大事なことがあります」

参加者「・・・・・・」「・・・・?」

講師 「皆さん、親御さんから常日頃言われ続けてきたことはなんですか」

参加者「自分からあいさつをしなさい、です」「人には迷惑をかけるな、です」「食べ物を粗末にすると怒られました」

講師 「そういったことを常識といいます。どの法律にも書かれていません。皆さんの親御さんは、人が社会で生きていくうえで大事なことを言い続けてくれたのです。これからは自分の行動が常識からずれていないか、考えましょう」等々。

 

行動には、それぞれの理由や背景があり、やむにやまれず権利の主張が行き過ぎる場合もあることでしょう。それでも、特に退職という場面でどのような辞め方をするかは、その人のその後を決めているように感じます。人に迷惑をかけない、は何より自身のためなのです。

 

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代表 高澤 留美子(たかさわるみこ)のイメージ

執筆者

社会保険労務士法人アールワン 代表 高澤 留美子(たかさわるみこ)
社会保険労務士事務所を開設して、はや24年。最初の事務所は自宅の子ども部屋でした。現在ご契約いただいている約140社のお客様にとって本音でつながっている「パートナー」となれるよう、スタッフたちと日々奮闘しています。モットーは「人間万事塞翁が馬」です。