アールワンの「パーパス」が完成しました
2025/05/15

こんにちは。東京都の社会保険労務士法人アールワンの濵中(はまなか)です。半年前から策定をしていたアールワンのパーパスが遂に完成しました。そこで今回はできるまでの紆余曲折とパーパスに込めた私たちの想いについてお伝えします。
「パーパス」とは企業の存在意義
私がアールワンのパーパスを策定したいと思い始めたのは2024年の夏頃でした。それまでも私たちには経営理念がありました。「社会保険労務士業を通じ、企業経営のパートナーとして課題解決に取り組む」という理念はある程度浸透していたと思います。しかし、同時に創業者の想いが込められたこの理念を全スタッフが自分のものにしているかと言われると疑問があるのも正直なところでした。
アールワンは2026年で創業から30年という節目を迎えます。このタイミングで私たちスタッフ一人ひとりが今一度「私たちは何のために働くのか」「アールワンは何のために存在するのか」を考え、自分たちの言葉で表現することにチャレンジしたいと思ったのです。
パーパス策定までの困難な道のり
通常、企業がパーパスを策定するためには早くて半年から1年が必要になります。ましては今回トップダウンではなく、スタッフ全員が参加して考えや経験を共有して形にする方法を選択したためより時間がかかることが想定されました。それを「3か月でやる!」ということでプロジェクトをスタートさせました。
まずは2024年11月の土曜日にキックオフの1Dayミーティングを開催しました。外部の専門家の力を借りながらまずは私たち個人が大切にしている価値観を共有することからスタートしました。なかなかそのような経験をしたことがなかったため最初は私も含めみんな戸惑っていたと思います。その後も1Dayミーティングを合計3回、ショートミーティングは数えきれないほど実施しました。
その過程で議論は行ったり来たりを繰り返しました。この前決まったことが次のミーティングでは「定義が曖昧だ」ということでやり直しになったり、ひとつひとつの言葉について慎重に検討を重ねていきました。その結果、最初の目標であった3か月は過ぎてしまいましたが約5か月でアールワンのパーパスを完成することができました。
アールワンパーパス 『「安心をつくる」働く人のパートナーです。』
これが私たち全員で考えたアールワンの存在意義、パーパスになります。最初に議論になったのは「誰に対して」でした。私たちが日ごろの業務で多く関わる機会があるのは経営者の方々です。もちろん経営者のみなさんが本業に集中できるようサポートをするのは大きな役割のひとつになります。しかしそれだけではなくその企業で働いている従業員のみなさんに対しても間接的かもしれませんが貢献できることがあるのではないかと思っています。そして何よりもスタッフ同士も対象になるはずです。そう考えると「働く人」全てが対象になると考えたのです。
そして働く人たちに私たちができること、それが「安心をつくる」ことだという結論に至りました。経営者の方は会社とそこで働く従業員を守ることに必死です。大きな責任と重圧の中で日々様々な課題と格闘しています。そのような状況の中で労務という限られた一面になってしまうかもしれませんが一緒に課題をクリアする存在になることができるのが私たちの仕事だと思っています。
また、私たちが提案して実現した制度によってそこで働く従業員のみなさんが安心して活躍できる環境を整えることができるかもしれません。給付金の申請や保険証の発行などひとつひとつの手続きも従業員のみなさんの生活の安心に繋がっているはずです。そう考えると私たち社会保険労務士という仕事はみなさんに安心を届けることが存在価値だという答えにたどり着いたのです。
結びに・・・
最後に今回パーパスを策定して気がついたことについてお伝えします。それは創業者が作成した経営理念が実は私たちに浸透していたということです。
今回パーパスと一緒に「Values(行動指針)」も策定しましたが、そこでスタッフから出てきた意見は多少の言葉は違えども今までの経営理念にある内容に近いものでした。つまり冒頭「自分のものにしていない」と思っていた経営理念、もっと言えば創業者のDNAが実は私たちの中で大きな存在となっていたのです。そのことに気がつくことができただけでも今回の取り組みは大きな価値があるものだと感じています。
今回みんなでつくったパーパスが私たちに関係する全ての働く人に広がっていくことを期待しています。
◆アールワンパーパス
『「安心をつくる」働く人のパートナーです。』
◆アールワン行動指針
「プロフェッショナルであり続けます」
積み重ねた知識・経験をもとに、相手が気付かない課題を発見し、ともに解決していくこと。
「かかわる人に寄り添います」
相手の立場や気持ちを想像し、ニーズを満たせるよう考え行動すること。
「時代の変化に適応します」
過去にとらわれることなく、柔軟な思考で、課題に挑戦し続けること。

社会保険労務士法人アールワン 濵中 伸介(はまなかしんすけ)
お客様との「関係性」の構築を大切に考えています。私たちのやることが企業やそこで働く従業員の成長・発展に繋がるよう日々奮闘しています。趣味はランニングとミスチル、それとお酒を飲みながら人と会話をすることです。みなさん、よろしければお声掛けください!
140社の人事労務をサポートする、東京都千代田区の社会保険労務士法人アールワンが提供。人事労務ご担当者の方の実務に役立つ情報をお届けします。
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